2014年1月21日火曜日

欲望的な格ゲー理論の話 その2

昨日、次はじゃんけんについて書くといったが






















てな訳で、今回も自分の経験に基づいた格ゲー理論について。

自分がこのゲームをやってた中で、大きな変節は3つくらいあったように思える。
ひとつは前記事で書いた、なんとなく勝てるようになったマスターまでの話。んで、もうひとつ。長く永かったマスタースパイラルを脱却した話を交えて、今回もうだうだ書いてみようと思います。

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まずその話に行く前に。昨日ふと思ったことがある。
「理論理論とは言ってるけど理論って何さ。」ってこと。
wiki先生によれば「理論(りろん、英theory, 独Theorie, 仏théorie)とは対象となる事象原因結果関係を説明する一般的な論述である。」って記載されてる。

ふむふむ。おk。
要は自分がマスタースパイラルに陥った”原因”と”結果”の関係を説明すればいいわけだ。
MU☆RI☆DE☆SU(古風)

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さて、振り返ってみてわかることを書く。
まず自分のマスタースパイラルに陥る原因は幾つかに分けられた。

まぁ最初は【自力不足】、次に【惰性的な思考不足】、んでもって【集中不足】

自分の中ではこれらが大きな壁となって、いわゆるマスター落ちを何十回も経験した。
どこぞのグランドウォーリアに納税してたのもあるけど。

ひとつひとつ説明するまでもないとは思うけど。
これらは今の自分の課題になっていることも多い。「勝てねー!!」って時は少なくともどれか一つは当てはまっている。

んじゃまず最初の【自力不足】について。

「マスターになっても維持ができないのなら、まずはそれに相応しいBPをつけなさい。」

・・・とは言うけど、どうしたらいいかわからないからスパってる訳で。少なくとも自分はそうだった。
で、先の問題を自覚した上で自分がしたことといえば、”対策”を始めた。
別に全キャラ対策をする必要なんてなくて。そこのホームのゲーセンにいるキャラだけ対策してみるといいと思う。
ちなみに自分が思う「自力不足」は、そのまま「経験不足」とも言い換えられた。
そこで自分がした対策は、そのキャラを実際にカード一枚分は使ってみるだった。おすすめ。

で。

たまに、どんなキャラ相手でも同じような戦い方をする人がいる。または場面場面でいつも同じ行動をする人がいる。
その人の中でそれが正解で、且つ、「勝てている」ならいいんだけど。大概そういった戦い方をする人は「勝てる」戦い方に終始している。

”勝てている”にはもちろん、”継続して”ってーのが付く。
こういう自分も相手も分析した上で、継続した同じ戦い方をする人は強い。ブレないし、心を折るのが骨だし、何よりその人に勝たせるともう止められない。
このゲームでは、イニシアチブの所在が有利不利の流れを作る大きな要因だと思う。
某コーディ使いがいい例だ。

またもや話は逸れたけど、結局その試合だけ勝ち取りたい!!って戦い方は、消費期限も早い。バレて、すぐに代わりとなる立ち回りがあればいいんだろうけど、付け焼き刃のそれには”凄み”もへったくれもない。

んで、自分はどうしたかって言うと。
その「一試合だけでも勝てる」という戦い方に付加価値を追加しまくった。
先の話をちゃぶ台返してるかもだが、自分に自力もレパートリーもそんななかった。
差し合いなんて言葉も知らなかったし、対空も出ない、コンボもミスりまくる。でも読み合いだけは負けたくない。
だからこそ、そこ一点に絞れた。一試合だけでも勝ちは勝ち。ただそこに”継続”という価値を付加するために策を弄するようになった。

例を出してみる。
「まこと使い」なので例はまこと。

自分が勝つ時は大概首根っこ掴んで正中線五段突きをかました時だった。
つまり、「唐草」を決めるためにどうすればいいかをひたすらに考えた。
んで、導き出した結論は、「唐草を使わないこと」だった。加えて言うなら、ウルコンを当ててもまだ残るような状況なら極力使わないようにした。

試合中、相手は転んだ時、起き上がりの唐草重ねを少なくとも警戒する。
その時に前回書いた、”あまりにも勝手な思考ルーチン”で相手の心理状態を推し量る。

こける→ガンガード
唐草怖い→昇竜あるし?^^

昇竜ない^^;→垂直or後ろジャンプ

(セビ)バクステ

もちろん逃げ方はこれだけじゃないけど、簡潔に。
これらの一つを選び、強く意識していれば対処がしやすい。
例えばこかして相手が「ジャンプ」を選ぶと読んだなら、垂直なら正中線五段突き、バックジャンプならEXチェスト等の選択がとりやすくなる。
これらを考えるにあたって、ゲージ状況や直前までの試合の流れ(自分が押せ押せだったのか、相手がミスったのか、こっちのラッキーでこけたのか)や体力状況などがキーになってくる。

また、道着で昇竜セビ持ちだとして、

「2ゲージあるから昇竜してもいいか」なのか「2ゲージあるから相手は警戒する。」なのかで大分変わってくる訳だが。

ここで”読みを通すこと”が勝ちに繋がり、自分の武器になっていったように思える。

よく「欲望さん読み太いっすわぁ」とそこだけ褒めていただく機会も多いんだけど、じゃあみんなは”どっちを選択すればいいかわからない時”、当てずっぽうで選ぶだろうか。
受験や就活もそう。迷った時は自分の持ってるものでは判断するのがあたり前。相手がころんだ時どうするか、ここでも判断材料が活きてくる。だから勝ちたい相手がいる時は、その人が自分じゃない人とやってるのをよーく観察するといいよ。

さぁ盛大に話は脱線したけど、自分が【自力不足】を解消(あくまでマスタースパイラル脱出)できたのは、こういった今までの勝ちパターンに付加価値をしたことが大きな要因である。

そしてそれは同時に自分のプレイスタイルという個性になってる気がする。
まぁこれはアケネームの恩恵が大きいんだけど、それは次回。

あ、あと。BP3万行ってマスターになった時期は図に乗りやすい。しかも大体は量産型で没個性的になってしまってる人が多い。
暴言に近いし、それもありだと思うし、そういった人ばかりじゃないけど。
でももっと言うなら「その戦い方(対策、人読み)が正解だと勘違いしやすい」だから「変えることができない」
そのままトントン拍子に4万、グラマス、アルマスって行ければいいんだろうけど、そうじゃないのなら変わるしかないんです。
自分も同レベル相手なら十分に戦えてたけど、更に上に行きたいと思った時、もっともっと考えてやるしかなかった。

んで、これらの話は次の【惰性的な思考不足】にもつながっていく。

その時の自分は、いつもどおりになんとなくやってるから負けてた。
今思うと、マスタースパイラルの時はまだまだプレイスタイルを変化させられる時期でも在ると思う。
「今日はこういうことやってみよう」とか「もっと頭おかしいことも織り交ぜてみよう」とか試行錯誤も重要。
だっていつもどおりになんとなくやってたからスパってる訳で。
そんなムキになってクレジット投入する前に、「今自分に何が足りないのか」「相手が自分にしてくること」を考えましょう。

長くなりすぎて焦ってるから駆け足ですが最後に。
【集中不足】

「勝てる試合を逃してたら脱出はできない」。
というか、これはマススパに限った話じゃなくて。

強い人とやってて拮抗もしてるし、体力だって同じくらい減ってるのに、最後の最後で勝ち切れないというのはよくある話。
じゃあ、どうするか。

自分の場合は、勝ちっていう粗雑な意識を遠ざけて、目の前の相手を殴ることにしている。この時はすごく集中しているし、最後の最後まで画面を見てる。
そしてKOの表示が出てから「ああ、勝ったんだ。」「ああ、負けちまったー」ってなることが多い。

尖った意見だとは思うけど、本当に集中して、拮抗した試合をしてる時ってそんなとき。そして何より”記憶に残りやすい”。
記憶に残るほどの試合をすれば、その勝ちは自分の自信や武器を磨く砥石になり得るし、その負けは悔しさとバネに、そして思考する格好の材料になる。

「いつも集中してるよ!」って人はもう一段階深化させるといいかもしれない。勝負が決するのに長くても5分前後。しかも大会じゃなければ負けて失うものはBPと50円とかなんだから、やるだけやってみる。時間もか。
でもそこで掴んだものは、多分その人の力に結びつくんだと思います。

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はい。まとめますよ。

・自分にとってのマススパの原因は3つに分けられた
・大体変わろうと思っても変われない
→ならその変えられないものを磨き上げるべき(付加価値)
・勝ち続けていくことは、同時に個性の発現となる。個性は自信になる。逆もしかり。
→自分の武器を再認識しましょ
・一度めっちゃ集中して戦ってみるといいよ。相手も同じ人間。
→そういった試合は勝っても負けても何かに繋がる熱になる。

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とまぁ、あとは【リアル立ち回り】かなぁと最後の最後でゲス顔をしているわけなんですが。
自分がマススパから脱出してトントン拍子にウォーリア、10万、そしてすぐ10万落ち
と行けたのはこの辺を意識し始めたから。
でもマススパ被害者は多いし、原因なんて千差万別だとは思う。その人その人に他にも考えられる原因はある。

しっかりとした持論を持ってる人からしたら、なんだこれと思うかもしれないけど。
でもそうじゃない人がこれを読んでみて「なんで自分はマススパってるのか」を考えて、さらに脱出の手助けになれたら幸いです。

次こそは”じゃんけんについて”やります!

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