2014年1月23日木曜日

欲望的なじゃんけんの話 その2

前回は「じゃんけん」について支離滅裂ながら書いてみた。
なので続きをば。

---

前回だらだらと書いたことをなぞると。
読み合いにおいて自分がまず考えること、実践で照らすなら、それは

・起き攻め時であれば「相手の回避行動」を考え、できるだけリターンの高いものを選ぶ
・被起き攻め時であれば「自分の回避行動」で、できるだけリスクの低いものを選ぶ

ことを第一に考えていることが多いってことだった。まぁ至極当然なことですね。

・・・とまぁ書いたものはいいが、どうにも具体的な例がなく想像がしにくい。

なので「まこと使い」な自分ならどうしてるか。どんなことを考えてるかを挙げてみたい。

---

まことで、自分の中ではリスク・リターンを考えた上での行動なんだけど、一番「頭おかしいと思われてるんだろうなー」という行動といえば、
「ドットでコケて削り確の時、ウルコンをパなすよりも前ステを選ぶ」ことだろう。
どうせ負けるなら・・・と躍起になってウルコンをパなすこともある。が、UCパなしなんてものは大体にして当たらない。相手の処置が甘くあたってしまうこともあるが。

ここで前回の回避行動に照らして考えて見るなら、
相手は「最後っ屁のウルコンだけには当たりたくない」と考える事が多い。
そうした判断を見越した上での前ステなのだが、意外に噛み合うこともある。
また、ドットじゃなく中攻撃一発分の体力が残った状態で同じ状況であれば、大体相手の「EX唐草orEX颪orUC読みの垂直」を読んだ対空正中線五段突きか、「投げ重ね」読みのリバサ剣を選ぶことが多い。
この極端な二択に、自分の中で絞り、そこで読み勝つことができれば。
その時の状況も、そのあとの試合における流れも引き寄せることができる。

まぁうまい人は大体詰み状況を作ってるし、そんなホイホイ通りはしないけど。
安易にウルコンをパなすことも重要な場面もあるが、(読み合いが一周していない場合には)大体当たらないことを考えれば、選んでもいい手段だ。

これらは簡単な例。というか、逆にこういうことをして始めて読み合いに持っていける。
「あ、こいつはこういうことする奴なんだ。」と、相手が作る自分に対しての虚像に+αすることで行動を制限することができる。
これらをせずに、ただただウルコンをパなしても処理されてしまうのがオチだろう。

これらの発想は自分の起き攻めにも応用している。
例えば相手への起き攻めの時、相手の体力がドットであればおもむろに”歩いて”唐草を狙いに行く。
極論だが、そこで通常技があたってしまえば負けてしまうからだ。
ここで唐草を選ぶということは、何か相手のリバサ無敵技を擦っていた場合や、バクステ・ジャンプを選んでいた場合、こちらが負けてしまう選択肢をしているということになる。
が、自分は相手がリュウで2ゲージあろうとかなりの確率で唐草を重ねに行く。
これは、まことに対の選択肢として「昇竜を透かす低空剣」があるからこそできるものである。こうした「何度も昇竜を透かした」結果、唐草フィニッシュが通ることが多い。

これは相手がザンギでも、セスでも、豪鬼でも、重ねてしまう。
ただもちろん考えなしに重ねてるだけじゃなく、その人が負けてもいいや。と思える人なのか、最後まで画面を見ている人なのか。で判断している。
ドットのザンギだからこそ、グルグルする人なのか、しない人なのか。
ドットのケンだからこそ、ガチャるのか、ガチャらないのか。
それまでの同じ状況での読み合いの結果、キャラの性質、人の性格も吟味した上で、そこで推し量っている。

それにそうした唐草を重ねる印象を持たせることができれば、相手の無敵技擦り、バクステ・ジャンプを誘発することもできる。
これもまた読み合いの場を作ったからこそである。

今までの3記事でも繰り返し言っていることだけど、
「状況判断」は様々な材料から推し量ることができる。
ただし、その数多くある材料の中で自分が重要視しているのは、
やはり「今相手がどうしたいか」である。

逃げたいのか、甘えるのか、擦るのか、我慢するのか、勝ちたいのか、負けたくないのか・・・
瞬間的な判断が求められるこのゲームで、この判断を下し、噛み合せるのは難しいが、このスピード感で読みあえることができるってのは非常にスリリングで楽しいものである。
そして勝てば次に同じ状況になった時、有利な状況で選択を迫ることができる。
この有利な選択を迫ることが出来る状況を、幾つ作れるか。
自分がまことを使っていて強く意識していた部分ではある。

---

まとめ

・リスク・リターンは表面的なものだけじゃない
→勝負はリスク負ってなんぼ。勝つためにはリスク負って勝負することも。
・怖がらせることで相手の選択肢を狭める
・一見リスキーな行動も、よくよく考えると実は安牌だったりする。
・相手を信じる/裏切るを自分の主導権の元にする。
→それが気のせいでもいい。これが日和らないに繋がっていく。
・相手をもっと理解しよう。

---

まことを触ってない人にはなんのこっちゃかもしれないけど、こういう発想は他キャラでも活きている。

まだ自分の中の「じゃんけん」についてまとめられた気はしないけど、とりあえずこんなもんで区切りを付けたい。
また思うことがあったらつらつら書いていきますので、拙い文章ではありますが、よろしくお願いいたします。

0 件のコメント:

コメントを投稿